大濠中学高等学校
先週、大濠中学高等学校の数学と物理を教えておられる先生が来られました。とても爽やかで好感の持てる先生で、的を得た話し方に優れた思考力の持ち主であると感じました。大濠中学校の難易度は益々高くなってきており、医学部を目指す受験生が増えているそうですが、部活動にも力を入れ、中1生は全員部活に参加することになっており、部活体験からの学びも大切と考えている様です。学校行事としては、高校生と合同で作り上げる体育祭、文化祭、自然の中で多くのことを学ぶ林間学校、異文化体験のカナダ修学旅行など、様々な行事を通しての学びは、成長期の人格形成に大いに役立っている様です。大濠中学校は、学生に高い学力を維持させながら、幅広い体験をすることができる中学校と言えそうです。中3で高校の勉強に入りますが、学生たちはそれを当然の様に受け留め、他校では高2生が受けている大学受験対策の『高2全国模試』を、中高一貫の高1生に受けさせ、学生たちはそれに対応できているそうです。大濠中高一貫コースに通う当塾の塾生〔高1〕も高2生が受ける模試を学校で受けています。
大濠高校はスポーツ面では全国大会、九州大会などで大変優秀な成績を勝ち取り、全国にその名が知られていますが、大学入試では、東大、京大、一ツ橋大、東工大、大阪大などの合格者を出し、九大には今年度だけで58名の合格者を出しています。
多くの高校が高1段階から夕方補習を行っていますが、大濠高校では高1生・高2生の夕方補習は行わず、高3生の補習は希望者のみの参加となっていますが、それにもかかわらず、これだけの成果を出す背景には、目標意識が明確な学生が多く、自律心による家庭学習〔反復学習など〕がしっかりできている学生が多く集いことが挙げられそうです。
どんな人になりたいか、どんな職業に就きたいか、どんな日々を送りたいか、何が得意になりたいか、何の勝負で勝ちたいか、どの学校に入りたいか、何を手に入れたいか、どんな一生を送りたいか・・・いつ迄に何を・・・目標意識が自律心を育て、育った自律心が目標達成に必要な実践を継続させる様です。